2016年01月05日

五十嵐大 リターンズ 4

「大ちゃん?」
「結人、続きしようぜ!」
 大は、自分のことをボコボコにした要の存在を、瞬時に頭から消し去り、脳内を結人でいっぱいにした。
 前に回した手で、制服のシャツの上から、結人の胸の尖りつまみ、もう片方を結人のかわいいちんこちゃんに、のばした。
 結人の体が、びくんと震えた。
「だ、だいちゃん・・・・だめだよ」
「結人、俺が全部、アイツもアイツもアイツも、忘れさせてあげるからね」
「だめ!おれ、さっきしたばかりだから、その・・・敏感になってるから・・・」
「・・・へ?」
 結人が、衝撃の言葉を、そのかわいいお口で、声にした。
 さっきした?!な、何を?!
 体が敏感になることって、何?!
 したばかりって、直後ってこと?!
 あの、のほほんと、食パンかじってた結人がぁ?!
 ってか、誰とだぁぁぁぁぁ?!
「え、えっと、その」
「また、あの密とかいう、無表情男なのか?!」
 くやしいが、あのデカイ男と結人がしてるのは、前に見てしまった。
 あの時の結人は、色っぽくて、下半身にキた。
 思い出すたびに、下半身が元気になる日々だ。
 いやいやいや!!そうじゃなくて、あの無表情デカブツ、またとか許せん!!
「ううん、密じゃなくて。・・・・あの・・・ね・・・その・・・・か、かなめさん」
 ザクッ!!!!
 恥ずかしそうに言う結人の言葉が、大の心を、突き刺した。
 要さんとやらとは、前回は、してなかったはずなのに・・・。
 知らない間に、結人がまた、違う奴に、貞操を奪われている・・・。
 結人のかわいいお尻が、また、違う男に召し上がられている・・・。
 次は、俺だと、心に決めていたのに!!
「結人ぉぉぉぉぉ!!俺が、全部、奪い返してあげるからね!!」
「・・・だ・・・だいちゃ・・・ん・・・だめ・・・・や・・・・んん・・・」
 身をよじって、離れようとする結人の頬に手を当て、後ろを向かせ、唇をつけようとした。
 結人の、赤く染まった顔が、目の前。
 そして、ふっくらした唇まで、あと少し。
 どきどき。
 わくわく。
 ムラムラ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
「ぎゃあ!!」
 突然、背後から、無言の威圧を感じたかと思うと、大は再び、宙を舞い、グルングルン大回転しながら、木にぶつかって、止まった。
 大は、脳みそが空っぽなので、よく飛ぶのだ。
 ってか、なんだ?このデジャブゥは???
 そう思った瞬間、さっきの再現のように、結人と同じ制服を着た少年が、大を踏みつけてきた。
 密だった。
 密が回し蹴りをして、結人から大を、無理やり引きはがしたのだ。
 そして、密は、ぽつりと呟いた。
「・・・・・・・・蹴った。それから、踏む」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
 無表情でグリグリする密と、踏みつけられ悲鳴をあげる大を、くりくりした愛らしい両目で、交互に見ていた結人が、ぱあっと何かをひらめいたように、にこにこと言った。
「あのね、大ちゃん。密は、要さんの血のつながらない弟だから、行動が似てるんだよ」
 ゆ、結人。説明はいいから、内臓をリバースしそうなほど踏まれている、恋人のことを心配してくれぇ・・・。
「だよね?密。要おにいちゃんの、まねしてるんだもんね」
「してる。結人を守る。だから、これも真似する」
「ひゃう」
 密が、結人のほほに、キスをした。
 結人が、くすぐったそうに、ほおを赤らめている。
 密は、大を踏みつぶしながらだ。
 気付いたら、密に腰を引き寄せられた結人まで、大の上に乗っていた。
 でも、気付いてない。
 そんな結人に、密がまた、ほおキッスをした。
 結人が、もう!と、笑いながら、怒っている。
 密は、怒ったら悲しいと、その結人の唇をキスでふさいだ。
「・・・ん」
 結人の、かわいくて、下半身にくる声が、上から大に聞こえてくる。
 くそー!!俺の上で、イチャイチャラブラブカップルみたいなこと、するなぁぁぁぁぁ!!
 結人は、俺のもんじゃぁぁぁぁぁ!!!


posted by ちぃ at 01:18| Comment(0) | 【小説】五十嵐大 リターンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五十嵐大 リターンズ 5

 お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、猫の結人、大は今日、踏まれ続けているうちに、体がほてり、Mが開花しそうに・・・じゃねぇ!
 夜になってしまった。
 結人に何もできないまま、夜になってしまった。
 なので、大はまた、寮に勝手に乗り込んだ。
 寮の食堂で、愛しの結人を見つけたのだが、そこで繰り広げられる会話に、呆然としてしまった。
密  「結人は、今日、×××が×××だった」
要  「はぁ?オレがいない間、×××が××になってたのかよ」
誠志 「まぁ、日向が×××なのはいつものことだな」
泉介 「センセー、みんなが卑猥な×××をいってるでぇ」
黒崎 「おや、いけませんね。×××はもっと秘めて、×××と言いましょうね」
理事長「日向君の×××が××になって×××だったとは、おもしろいねぇ」
要  「なんでテメェらがいるんだよ。××しろ」
 なんで、こいつらのセリフが、ふせられてんだよ。
 ピー音が聞こえるよ!
 幻聴か?
 幻聴なのか?
 ピー音は、テレビの世界だけじゃなかったのか?
 現実にあるものだったのか?
 ピーピーピーピー、とまらないぞ。
 ってか、まったく、何言ってるか、わからねぇじゃねぇか!
結人 「あ、××ちゃんだ。どうしたの?」
 結人が俺に向けてくれた言葉まで、ふせられてしまった・・・。
 かわいい結人の言葉は、(下半身に響くので)一言一句覚えていたいのに。
 夜のおかずにしたいのに。
 ってか、俺の名前がふせられた気がするぞ?
 俺は、わいせつ物か?
 そこは、ふせなくてよくないか?
「なんなんだ、お前らは!会話が変だぞ!エロなのか?禁止用語が、飛び交ってるのか?!この食堂は、18禁設備が、整っているのか?!青少年育成条例最先端食堂なのか?!」
「えっとねぇ」
 説明する言葉を探している結人の細い肩を、大は、猛然と両手でつかんだ。
「結人、こいつらは、なんなんだ?!大丈夫なのか?こんなところにいて、結人は何もされてないのか?」
 ピーピーふせられる言葉を、さらっと、日常会話にしている男達の中に、かわいい子猫結人がいるなんて、想像しただけで、エロ・・・いや、おぞましい。
 結人を、猛烈に心配しているのに、その結人が、破壊の呪文を唱えた。
「えっとね、みんなは、その・・・おれが・・・・その・・・したことある人たち・・・・かな」
「ゆ、結人ーーーーー!!!」
 大の心は、激しく打ち抜かれた。
 結人の呪文は、即死効果を持っていた。
 目の幅の、滝のような涙が飛び出すのを、大は止めらない。
 したことあるって、結人、こんなに、いっぱいのヤツとしたのか?
 左から、1、2、3、4、5、6・・・。
 6人もーーーーーー!
 前より、増えてないか?
 俺は、俺は、俺は、猛烈に悲しいよぉぉぉぉぉ!!
「ゆ、結人ー!結人がしたのは、こいつらで全部なのか?!他にはいないよな?!な?!」
 耐え切れず、最後の願いを込めて聞いた。
 6人なら、許せないけれど、耐え切れないけど・・・でも、俺の男としての大きな度量で、我慢する!
 嫌だけど、嫌だけど、耐えてみせる。
 済んだことは、仕方ない。
 俺が、7人目になって、最後の男になる!!
 なのに、結人が、くせっ毛の髪を揺らして、首を横に振った。
 それは、否定だ。
 なんと?!
「・・・だって・・・おれ・・・学校の人とか、しらない人にも・・・されるから・・・」
 学校の人?!!
 知らない人にまで?!!
 それって、つまり、何人?!
 何人の男が、俺もまだの、結人のかわいいお尻を、味わったんだぁぁぁぁ!!
 結人の、性生活は、どうなっているんだ!!
 わぁわぁ泣きながら、結人に大が、さらに真実を聞こうとしたら、要が突然、解散を告げてきた。
 浄化とか器とか、口外禁止事項まで、結人が言いそうだったから。
 そんなことを知らない大は、もう、泣くしかない。
 自分はいったい、結人の何番目の男になればいいんだ!
「で、五十嵐どうするかな。追い返しても、戻ってきそうだし。・・・まぁ、とりあえず、今夜は、誠志の部屋で、はりつけでいいよな?」
 笑う要は、まだ、お怒りのようだ。
「僕が、お預かりしましょうか?」
 前回、大に手を出してきた黒崎が、悠然と微笑んだ。
「僕の自宅のベットは、それなりに広いですよ」と、ニッコリと、無駄に腰にくる低音のエロボイスで。
「2、3人の男の子を、同時に食べたくなる時があるので」
と、ベッドが広い理由を、怖い説明を付け足して。
 大の背筋に、寒いものが走った。
 大は、お尻の処女の危機を、悟った。
 なのに、大はあっさり、黒崎に拉致られた。


 その夜、五十嵐大は、おケツで処女を喪失する痛みと、挿れられる喜びを知ったのだった・・・by要


「じゃねぇ!!されてねぇよ!!変なナレーションいれんなぁ!!」

 黒崎邸から、命からがら逃げだした大は、その夜、一人凍えながら、校舎の隅っこで過ごした。

「明日こそ、結人を、おいしくいただいてやるからなー!」


 そんな俺の天使は、何も知らずに、絶賛、夢の中。
 子猫にかこまれている、幸せな夢を見て、にへらぁっと笑っていた。
 大ではない、別の男の腕枕の上で。

posted by ちぃ at 01:20| Comment(0) | 【小説】五十嵐大 リターンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五十嵐大 リターンズ 6

「あれ?大ちゃん、ちぢんだ?」
 翌朝、寮の廊下で出会った大を見て、結人が、きょとんとしていた。
 大きな目を、くりくり、ぱちくりしてしまう。
 なんだか、大が1日で、背が低くなったような?
 が、その直後、結人のぽかんとあいたお口は、大の唇によって、ふさがれた。
「ん!」
 あいていたので、都合よく、おいしくいただいたと言わんばかりに、口の中に舌を入れ、結人の大人しい舌を、絡め取った。
「・・・んん・・・!」
 結人がびっくりして、くぐもった声を上げた時、大がもう一人現れ、絶叫した。
「類ーーーーーー!!なんでお前がいる?!ってか、結人に何してんだぁ!!!」
「お。兄貴だ」
 結人にキスをしていた類と呼ばれた少年は、大によって、バリッと引きはがされた。
「類、お、お前、俺でも結人にキスしたことないに、中防の分際で、なにしとんじゃー!!」
 類(るい)は、大の中学生になる弟だった。
 それが、なぜかここにいて、愛しの結人に、ちゅーしてた。
 しかも、ベロちゅー。
 うらやましすぎる!!
 なのに、類は、ひょうひょうとして、何を当たり前みたいな顔をしている。
「だって、兄貴がぞっこんな結人を、見てみたかったんだもん」
「結人いうな!さんつけろ!年上じゃ!!」
 ってか、問題は、そこじゃなかった!
 なんで、結人にキスしやがった!!
 見たかったら、ちゅーするのか、今のガキどもは!!
 ってか、なんで、俺が苦戦しまくっている結人とのキスを、いきなりできるんだ!!
 悔しいだろうが!!
「うっさいなぁ、兄貴は。それより、結人、結人。これ、うちの結人」
 類がなれなれしく、結人に寄り添って、結人に携帯で、猫の結人の写真を見せていた。
「わぁ、ねこさん、かわいいなぁ」
 結人が結人を見て、とろけている。
 今日も結人の笑顔は、俺の腰を砕くなぁ。
 朝から、罪な奴め♪
 そんな愛らしい笑顔の結人が、類も気に入った様だった。
 世の中には、一目ぼれという物がある。
「へぇー。こっちの結人も、かわいいな。俺、五十嵐類。よろしくな」
 類はまた、ちゅっと、無防備な結人に、キスをした。
 しかもまた、唇に・・・。
 類・・・殺す・・・。
 弟へのと殺意をたぎらせていた時、またゾロゾロと、結人としたとかいう、むかつく連中が現れた。
「黒崎との夜は、たっぷりと、楽しめたか?」と、誠志。
「なんか、増えてる・・・」と、密。
「単細胞生物だから、分裂したんだな」と、要。
「zzzzzzz・・・」と、泉介。
「って、寝てんなら、お前は出てくんな!」
 結人に寄りかかって寝始めた泉介を、大は突き飛ばした。
 そして、結人の腕をつかんで、走り出した。
「結人と俺の邪魔は、誰にもさせなーい!!」
 弟にまで先を越された兄貴のプライドは、ズタズタだった。
 いや、弟にまで、結人をとられて、もう、我慢の限界だった。
 これはもう、やるしかない。
 結人を、最後まで、食べるしかない。
 そして、俺が、今度こそ、結人の最後の男になってみせるんじゃぁぁぁぁぁ!!!


posted by ちぃ at 01:21| Comment(0) | 【小説】五十嵐大 リターンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする